6、味覚障害ではないですか?

塩分濃度の違いが解らない、甘いのに苦く感じる

何を食べても味がしない、などの症状を訴える人が

最近多くなってきています


この様な味覚障害名患者がこの10年で2倍に近づく勢いで

全国では毎年約14万人の患者(平成4年度)が発生しています

平成15年度では何と24万人(日本高等咽頭科学会の推計)が

発生しているそうです


この病気は高齢者が多いのが特徴でしたが、最近の傾向としては

若い患者の増加が目立って来ています

その原因として挙げられるのが、若者の偏食(栄養の偏り)と、

食事やおやつ代わりに頻繁に食べるスナック類だと言われています


私の母親は毎日忙しいながらも、危機意識が高いため、

手作りのおやつをよく作ってくれた事をよく記憶しています


市販のスナック菓子は言わずもがな、濃い味で依存性の高い

添加物がこれでもか!というくらい入っています

幼い頃から危機感のない親が、面倒臭いとか時間が無い

という理由だけでそういった物を子供達にほぼ毎日与え

続けていきます


こうなると依存症になりますので、麻薬と同じ行動を

とるようになります


本来、味覚は生きていく上で一番大切な神経です

食物を身体に取り入れる時に、味覚がその関所となる

大切な神経だからです

その為この器官の老化も他の神経細胞よりも遅いと

言われています


その味覚障害の原因の55%は亜鉛の不足から起きています

若者の大半はこの亜鉛不足が原因だと思われます

偏食が進むとどうしても、亜鉛が摂取できません

又、スナック類を多くとり過ぎると保存料が亜鉛の吸収を

妨げ亜鉛不足を招きます


では亜鉛はどの様な働きをするのでしょうか?

人間の身体は酸素、炭素、カルシウム、リン、ナトリウム等の

準主要元素と鉄、亜鉛、等の微量元素からなっています

この微量元素は体重70kgの成人で10mgとほんのわずかな

量に過ぎません しかし、この微量元素は新陳代謝を促す

大変重要な役割をになっています


その中の亜鉛は細胞の再生(細胞分裂)を促す為に

最も重要な元素です

その亜鉛が不足すると舌で味覚を感じる細胞(味蕾細胞)

の再生が行われなくなり味が感じられなくなります

その症状は異なりますが、何を食べても同じ味に感じたり

塩味が全く解らなくなったりといったような事が起こります

そのほか亜鉛が不足すると免疫力低下、成長の低下、皮膚炎

爪の異常、男性では精子の数が低下するなど

様々障害を起こします


また、今若者の間でよく言われる「きれる」と言う

症状も、この亜鉛不足が原因と解って来ました

万が一、亜鉛欠乏による味覚障害が疑われたら

1ヶ月以内に治療すれば80%が快方に向かいますが

6ヵ月を境に治癒率が急速に低下し治癒率は50%以下に

なってしまいます

おかしいと思ったら直ぐに耳鼻咽喉科に診察を受けた

方がよいでしょう


最後に亜鉛を多く含んだ食品は

牡蠣等の貝類、たらこ、シシャモ、海苔、あずき、豚のレバー

牛のもも肉、ココア、抹茶、緑茶、豆腐、きな粉、煮干 などです

味覚障害になら無い為にもきちんとした食生活を

心掛けたいものですね

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